ユーザ管理

ユーザ管理は、どのユーザが MySQL サーバへの接続を許可されているか、各データベースにどのような権限を持っているかを制御する手続きです。 phpMyAdmin は、ユーザ管理を処理するのではなく、ユーザ名とパスワードを MySQL に渡し、そのユーザが特定のアクションを実行することを許可されているかどうかを判断します。 phpMyAdmin 内では、管理者はユーザの作成、既存ユーザの権限の表示と編集、ユーザの削除を完全に制御することができます。

phpMyAdmin 内では、ユーザ管理はメインページの ユーザアカウント タブから制御することができます。ユーザを作成、編集、削除することができます。

新しいユーザの作成

新しいユーザを作成するには、 ユーザアカウント ページの下部にある ユーザアカウントを追加する リンクをクリックします ("root " ユーザなどの 「スーパーユーザ」である必要があります)。テキストボックスとドロップダウンを使用して、特定のニーズに合わせてユーザを設定します。次に、そのユーザのためにデータベースを作成し、特定のグローバル権限を付与するかどうかを選択できます。 ([実行] をクリックして) ユーザを作成したら、特定のデータベースに対するそのユーザの権限を定義することができます (この場合、グローバル権限は付与しないでください)。一般的に、ユーザに必要なのはグローバル権限 (USAGE 以外) ではなく、特定のデータベースに対する権限のみです。

既存のユーザの編集

既存のユーザを編集するには、 ユーザアカウント ページでそのユーザの右側にある鉛筆アイコンをクリックしてください。その後、グローバルおよびデータベース固有の権限を編集したり、パスワードを変更したり、それらの権限を新しいユーザにコピーしたりすることもできます。

ユーザの削除

ユーザアカウント ページで、削除するユーザーのチェックボックスをオンにし、 (存在する場合は) 同名のデータベースを削除するかどうかを選択し、 [実行] をクリックしてください。

特定のデータベースでユーザに権限を割り当てる

ユーザは、 (ホームページの ユーザアカウント リンクから) ユーザレコードを編集することでデータベースに割り当てられます。特定のテーブルに固有のユーザを作成する場合は、最初にそのユーザを (グローバル権限なしで) 作成した後で、戻ってそのユーザを編集してテーブルと個々のテーブルの権限を追加する必要があります。

設定可能なメニューとユーザグループ

$cfg['Servers'][$i]['users']$cfg['Servers'][$i]['usergroups'] を有効にすることで、ユーザが phpMyAdmin ナビゲーションで何を見ることができるかをカスタマイズすることができます。

警告

この機能は、ユーザから見えるものを制限するだけであり、すべての機能を使用することができます。そのため、これはセキュリティ上の制限とは考えてはいけません。ユーザができることを制限したい場合は、 MySQL の権限を設定してください。

この機能を有効にすると、 ユーザアカウント 管理インタフェースには、ユーザグループを管理するための2つ目のタブが追加され、各グループが表示することができるものを定義することができ (下の画像を参照)、それぞれのユーザをこれらのグループのうちの一つに割り当てることができます。ユーザには簡略化されたユーザインタフェースが表示されるので、 phpMyAdmin が提供するすべての機能に圧倒されてしまうかもしれない経験の浅いユーザにとっては有用かもしれません。

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